スペイン旅行・2007年(17)コルドバのメスキータ
まずは、メスキータ。
メスキータは、スペイン語でモスクの意。
カトリック教会として改築したものです。
アルミナールの塔(鐘楼)を見上げながら入っていきます。
円柱の森と呼ばれる馬蹄形の二重のアーチ。
白と赤の円柱が薄暗い中に林立する
今までに味わったことがない空間。
カトリック教徒が奪還したあと
改修する際壊したので今は、
850本。
この奥は、イスラム教にとってはとても大切な場所。
ミフラブと呼ばれるくぼみがあります。
写真右方向に八角形のホールとなっています。
ミフラブとは、中央のくぼみでしょうか?
ミフラブはモスクの中でも聖なる場所。
メッカの方向に向けられた壁に作られたくぼみ、
祈りをささげる方向の目印。
たくさんの人が観ているので後ろから苦労して
パチリだったようです。
ここからは、カトリック教として修復した部分。
聖歌隊席
中央の椅子には、司教が座ります。
上の写真でみんな上を見上げているのは
左右両側にある立派なパイプオルガン。
写真下部分は、黒くなっていますが、
マホガニーに繊細な彫刻が施されています。
そしてカトリック教徒が円柱の森中央に作ったのは
中央礼拝室
金と銀で作られた聖体の祝日用顕示台
年に一度、キリスト聖体の祝日「聖体行進」に外に出されるという。
ヨーロッパ最大とも思えるイスラム教のモスク内に
キリスト教の礼拝堂があるという不思議。
でもその融合は、素晴らしいものでした。
近くにあるユダヤ人街「花の小径」につづきます。
(撮影2007年10月)